行事報告 / EVENT REPORT

令和5年９月９日（土）、当協会は、長年実現出来なかった、「江戸名物・屋形船による東京港・納涼遊覧の夕べ」を挙行しました。

当日は、日本列島に沿って太平洋上を北上した台風の影響で前日まで豪雨が続き、当日も午前中は霧雨が残ると言う危うい気象でしたが、午後からは嘘の様に天気が回復し、晴れ間の見える残暑厳しい 夏日となりました。

参加者は、日加両国より21名となり、予定通り、午後6時、JR浜松町駅近くの船宿 "縄定"の裏を流れる古川に係留された「屋形船」に乗り込み出航、東京港内の海上から、美しいレインボーブリッジやお台場近辺の夜景を眺めながら、新鮮な揚げたててんぷら料理や飲み放題ドリンクやカラオケを楽しむことが出来ました。

船上デッキでは、台風一過の心地良い初秋の涼風を実感し、夜の大東京の景観の美しさに見惚れ、しばしロマンテイックなムードに浸り、夜景を背景に記念写真に収まることが出来ました。目視出来ただけでも30隻以上の屋形船が浮かび、美しく輝く東京の夜景を背景としたパノラマは、名状し難い別世界であり、「平和な日本の有り難さ」を感じさせる瞬間でした。

今回のEventは、日加両国の文化交流事業の一つとして、当協会と関わりの深いカナダ大使館員やその他の在関東圏カナダ人にも広くお声をかけて挙行しました。 諸事情で残念ながら、参加を予定していたカナダ人の参加がかなり減りましたが、参加されたカナダ人の一人、Jon Heeseさん（2007年に帰化）は、つくば市議会議員を4期も務め、昨年から茨城県議会議員として活躍されている方で、流暢な両国語で会話を盛り上げ、又、カラオケでもエルビス・プレスビーの名曲を手振り身振りで披露されるなど、日加の友好ムードを高める上で大活躍されました。

屋形船は、予定通り、午後8時30分に出発地点に戻り、一人の故障者も出さずに＜東京港納涼遊覧の夕べEvent＞は無事に終了しました。陸に上がって、"縄定"で用意してくれた『冷たい麦茶』で喉を潤し、再会を約束して、解散し、当夜の余韻を残して、家路に着きました。

最後になりましたが、今回の企画は、当協会個人会員の方からのご提案およびご尽力で実現したものです。 来年度も希望者が多ければ、同Eventの実施を検討したいと思います。

（Event担当理事：平野亨）