行事 / EVENT

第4回・日加協会Round Table / The 4th Canada-Japan Society Round Table

大学生にとってのカナダ留学

7月18日、明治大学の山田亨准教授(留学等の国際交流担当。日加協会会員、カナダ学会理事)を講師にお迎えして、日加協会第4回ラウンドテーブルを開催しました。「大学生にとってのカナダ留学」についての講話が日英両語で行われ、日加協会会員のほか、ラポイント駐日カナダ大使館・広報書記官、ヘイズ茨城県議会議員(カナダ出身・日本国籍、日加協会会員)などが参加し、講話後活発な質疑応答が行われました。

【講話の骨子】

  1. 留学担当教員として気づくことは、カナダでは留学について広範囲の査証免除があり(したがって経費削減につながり、また1学期なら査証なしで留学できるケースもある)、また保護者のカナダ観としてアメリカと異なり銃乱射などがなく安心感がある。
  2. 英語圏の留学先として、学生の人気はアメリカに次いでカナダとオーストラリアが拮抗している。フランス語圏の留学先としては下記のような例外を除いてほぼフランスしか考えられていない。
  3. 留学についての学生指導から見えてくることとしては、
    1. ライバルのオーストラリアは日本の学生を対象に大変積極的にマーケティングを行っている、
    2. カナダ留学ではbeyond Canadaとも言うべき世界への窓が開く
      例1:BC州のファーストネーションとアメリカのアラスカ州の人々には共通の文化があり、自分もかつてBC州留学でその文化を学んだために後年アラスカでの難しい交渉に役立ったことがある
      例2:モントリオールなどのフランス語圏では移民や難民と一緒に授業が行われるため、例えばルワンダについて強い関心を持つに至り、帰国後日本とルワンダの交流で活躍した学生がいる。なお、この点に関連してラポイント書記官は、カナダは英仏両語圏としての留学先であるのみならず、積極的な移民受け入れ政策を背景として学生の多様性が大きな特色である、と指摘。
    3. 総じて言えば、カナダは留学担当教員として「落ち着く」留学先である。

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Event Details

令和5年7月18日(火)
July 18, 2023 (Tue)

12:00~13:30
Doors open 11:30

山田 亨准教授
(明治大学 留学等の国際交流担当。日加協会会員、カナダ学会理事)

大手町駅付近 (具体的な場所は参加者に案内)
Near Otemachi Station (Exact location to be announced to attendees)

\1,000: 軽食含む (日加協会会員及びご家族 / Members and their family members.)
Registered attendees only. Exclusive to members and their families only.